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想い出

1998年(平成10年)4月、乾癬の会、定期総会・学習懇談会が、NTTセミナーで開催されました。乾癬患者の会があり、学習会もあるという病院でのポスターチラシをみて、緊張しながら初めて学習会に参加しました。そして乾癬の会に入会したのもこの時です。
 入会と同時に、「陽だまり」のバックナンバーを、たくさん渡されました。帰ってきて始めて会報を読みましたが、当時の「陽だまり」は、全編といっていいほど豊富温泉のことが掲載されている印象を感じました。湯治体験談なども多く掲載されていました。この当時、私の乾癬は、ステロイド中心の治療で、温泉や、銭湯などに行くこともできず、ひたすら内風呂だけでしたが、この機に温泉に行こうと決心し、ふれあいセンター近くの旅館を予約して、6月初旬ころ週末を利用して2泊3日の予定で豊富温泉に向かいました。
 ふれあいセンターの受付では、「乾癬の会です」と伝えると入湯料の割引があり、受付のおばさんが湯治風呂まで案内してくれ、「一日3回くらい入ったほうがいいです」と親切に、親身に指導して頂いて本当に感謝でした。この初めての豊富温泉効果がどうであったかというと、全身紅皮症状態となり、病院に行ったら、3週間ほど緊急入院してPUVA療法と脱ステロイド療法に特化しましょうとのことで、この年、夏の2ケ月間の入院体験をしました。
翌年からは、計画性をもって、1週間や、2週間、週末利用の2泊3日と、多くの温泉体験をしました。時には車で、時にはバスで豊富仲間の友達と行きました。湯治風呂の中では、私の状態を見て、「あなたは2週間湯治すると収まりますね」とか、ベテランの湯治経験者が大勢いて話を聞くのも楽しみの一つでした。乾癬患者だけでなく、アトピー等湯治客も多かったと印象を持っています。
 当会の豊富温泉湯治ツアーに初めて参加したのは、1999年9月の第7回目のツアーだったと思います。出発が北大病院前でした。初めてのツアー参加で余り知り合いもいなかったのですが、みんな一緒にふれあいセンターの油分の浮いたギラギラするお風呂につかると何故か裸の付き合いとはいえ、いっぺんに乾癬仲間の絆が深まる印象を強く感じました。部屋は5人の大部屋、皆さんそれぞれ乾癬に対する独自の対処法を持っていて、これが面白く大変参考になった記憶があります。この7回以来私は昨年の33回ツアーまで連続参加しております。この当時の豊富温泉湯治ツアーは日程が7月、8月、9月となっています。先生の予定に合わせた結果と思いますが、このところは10月10日(スポーツの日)を中心に(土)、(日)、(月)となっております。
 今年の第34回豊富温泉湯治ツアーも10月10日(土)~12日(月・祝日)となっております。
 皆様の、ツアー参加をお待ちしております。
 豊富温泉は、今年開湯100年を迎えました。豊富町では開湯100年を祝し色々なイベントが催しされています。現在も、多くの乾癬や、アトピーなどの患者さんが全国から湯治に訪れておりますが、これからも、皮膚疾患患者の有効な温泉として、また自然あふれる豊富町の「癒しの温泉」としてますますの発展を心より祈念いたしております。

稲葉 匡彦

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